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【株価2倍の実績あり】親子上場解消を狙う!「NWC×高配当」のTOB期待銘柄スクリーニング術

クタコン

 

 親子上場とは、親会社と子会社が両方とも株式市場に上場している状態のことで、「親会社と一般株主の利益が対立しやすい(ガバナンス上の問題がある)」として、東京証券取引所や海外の投資家から強い是正圧力がかかっています。

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いま、日本の株式市場で熱いテーマの一つが「親子上場の解消」ですね。

 子会社の株価には大きなTOBプレミアム(上乗せ価格)がつくことが多く、私たち個人投資家にとって「勝率が高く、大きなリターンを狙いやすいイベント」となっています。

 しかし、親子上場している企業は現在も100社以上存在します。「どの銘柄が、いつTOBされるのか?」を当てることが出来れば良いのですが、現実的には至難の業です。

 また、TOB狙い投資は前述のTOBプレミアムに旨味があるから狙うのですが、TOBが発表される頃の金額にプレミアムが乗るので、保有しているうちに株価が下落してしまうと意味がありません。そこで、ピンポイントに当てることは無理だと割り切りつつ、TOB狙いかつ当たらなくても損をしない。そんな銘柄を探したいと思います。

子会社のスクリーニング

 有力な親子上場探しと言っても、候補を見つけるのは難しいですよね。そこで、実際にどのような指標を基に銘柄を絞っていくか紹介したいと思います。私の場合は以下3点を重要視してスクリーニングしています。

  • 時価総額に対する純運転資本比率
  • ROE
  • 配当利回り

時価総額に対する純運転資本(NWC)比率

 本来はネットキャッシュを参考にするほうがより実態に即していると思いますが、純運転資本の方が手軽に計算できるので、今回採用しています。会社の価値(時価総額)に対してどれだけお金を持っているかという視点です。極端な話、現金100万円入った高級ブランドの財布が80万円で売っていたら誰でも買いますよね?現実的にはそんなことあり得ないと思いますが、会社という利益を生む箱がどの程度の価値があるのか評価するのは難しいですが、お金をいくら持っているかは絶対的かつ不変だからこそ価値があるのです。

配当利回り

 TOBとは一見関係ありませんが「いつTOBが起こるかわからない」かつ「TOBを待っている間に株価が下落してしまう」というリスクをヘッジするために、下値が限定的な銘柄を狙っていきたいところです。高配当株や累進配当株は個人投資家に人気で、株価が大きく下落し利回りが上がった際には買い支えられる傾向にあると考えています。そのため、配当利回りが高い銘柄はTOB狙い投資と親和性が高いのです。

ROE

 これもTOBに限った話ではありませんが、ROEが高い企業はより高速度で株主還元の実施や純資産が増加していきます。前述の2項目の数値が良化していくので、この数値も高いものを狙っていきたいです。

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多角的に評価するため、3つの指標を中心に見ています。

条件に該当した企業を7つ紹介
(時価総額対NWC比40%、配当利回り3%、ROE10%)

 前述した3つの指標について一定基準でスクリーニングすると7件ヒットしました。なお各種数値については最新の有価証券報告書(通年)および5月1日ごろの株価を参考としています。個別の分析については、別の機会に行いたいと思います。

銘柄名
(コード)
親会社
(保有率)
TOB期待の根拠
(NWC・ROE)
下値ヘッジ
(配当利回り)
エスコン
(8892)
中部電力
(51.1%)
NWC潤沢 (215.1%)
高ROE (14.1%)
配当 4.5%
エストラスト
(3280)
西部ガスHD
(51.9%)
NWC潤沢 (151.6%)
高ROE (13.1%)
配当 3.5%
蝶理
(8014)
東レ
(52.3%)
NWC潤沢 (69.3%)
高ROE (11.7%)
配当 4.0%
エフティグループ
(2763)
光通信
(59.6%)
NWC潤沢 (61.6%)
高ROE (22.2%)
配当 4.9%
スターツ出版
(7849)
スターツコーポレーション
(48.6%)
NWC潤沢 (56.1%)
高ROE (12.8%)
配当 3.3%
トーメンデバイス
(2737)
豊田通商
(26.6%)
NWC潤沢 (48.0%)
高ROE (16.9%)
配当 4.0%
ニフティライフスタイル
(4262)
ノジマ
(65.4%)
NWC潤沢 (44.7%)
高ROE (10.7%)
配当 4.1%
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実際にTOB狙い手法で私が利益を出した事例を紹介します

参考事例

 ひとつ、私の参考事例をご紹介します。保有比率が21.3%のため、厳密には子会社ではありませんが、フジクラの関連会社の藤倉化成を購入しました。2025年3月のことです。2026年5月1日現在、株価は1,223円ですが、当時の買付単価は541.9円です。購入に至った経緯は以下の通りです。

  1. NWC/時価総額比率が1倍を超えていた(自己資本比率も約68%)
  2. 配当利回り3.3%と悪くない水準
  3. 当時のスター銘柄「フジクラ」の関連会社で波及買いを期待していた

 ROEについては決して高い水準ではなかったのですが、総合的に考えて下値は限定的かなと判断しました。2025年のうちはあまり株価が動きませんでしたが、2026年に入ってから一気に上昇し、買値の2倍以上になりました。

まとめ

 親子上場の解消は明日突然起きるとは限りませんが、起こった時のインパクトは絶大です。短期トレードのようにすぐに結果を待つのではなく、長期視点で考えましょう。私は4階層投資を実践していますが、そのうち長期投資枠の一部に組み入れています。現在、日本の株式市場を席巻しているのは、AIや半導体関連のモメンタムトレードです。瞬間的には大きく稼げるかもしれませんが、日々の値動きがダイナミックな分、タイミングやロットの大きさ次第では大きな損失を被る可能性もあります。分散投資のひとつに組み入れる選択肢として考えてみてはどうでしょうか。

※当記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

      

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子育てリーマン投資家
子育て中の兼業投資家です。 家族のために絶対に退場できないので、地味で手堅い投資を土台にしつつ、リスクを取った攻めのトレードを展開します。 2026年3月25日から100万円チャレンジスタート中!
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